低カリウム根野菜の栽培方法の研究
共同研究: 秋田県立大学 / 兵庫県立工業技術センター
人工透析患者は腎臓の排出機能が失われているため食事に大きな制限がかかります。なかでも野菜や果物の主要栄養素であるカリウムの摂取量は厳しく制限されています。そういった方にも豊かな食生活を提供すべく、カリウム量を抑えた機能性野菜の開発を進めています。
葉物野菜の低カリウム化に成功した秋田県立大学 小川教授との共同研究により、低カリウム「根野菜」の開発を進め、あたりまえの食事を誰もが食べられるくらしを目指します。コカブを用いて実験しカリウム含有量を65%低減できた成果を以下にご紹介します。

実験方法 水耕栽培による施肥操作でコカブを栽培し、収穫時の重量とカリウム含有量から最適な栽培方法を確認する。

結果
2017年 日本生物環境工学会にて報告済。
培養液中のカリウム濃度を減らしても可食部の収穫量に影響はありませんでした。
また、培養液中のカリウム濃度を通常施肥の1/10に調整することで、可食部のカリウム含有量を65%低減させることに成功しました。

2017年 日本生物環境工学会にて報告済。
培養液中のカリウム濃度を減らしても可食部の収穫量に影響はありませんでした。
また、培養液中のカリウム濃度を通常施肥の1/10に調整することで、可食部のカリウム含有量を65%低減させることに成功しました。
