硬質地盤クリア工法(クラッシュパイラー工法)

N値50以上の硬質地盤への鋼矢板打設工法

硬質地盤クリア工法とは、砂礫・玉石や転石などの硬質な地盤に対して鋼矢板を圧入するための工法です。圧入機と一体制御のパイルオーガで杭先端の直下地盤を掘削し、貫入抵抗力を低減させながら杭を圧入します。この芯抜き理論により、N値50以上の地盤でも施工可能です。また、周辺環境への影響を最小限に抑え、安全性も確保されます。

特長
  • N値50以上の地盤に適用可能です。
  • 削孔径を最小限に抑えるため、排土量が少ないです。
  • 狭小地や不整地でも足場不要です。
  • 安全性が高いです。
  • 騒音や振動が少なく、周辺環境への影響が少ないです。

フライホイル式パイルオーガ

  • KT-220224-A
N値600以上の超硬質地盤に適用可能

フライホイル機構により、回転の慣性モーメントを利用して高トルクを発揮します。従来モデルより深く、早く掘削でき、高負荷での使用が可能です。

圧入機本体 硬質地盤圧入仕様 単独圧入仕様
適用鋼材 U型鋼矢板400mm幅 Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ型
適用杭長(m) 24 24
最大圧入力(kN) 800 1000
最大引抜力(kN) 900 1100
ストローク(mm) 850 850
圧入スピード(m/min) 2.0 - 43.5 2.0 - 43.5
引抜スピード(m/min) 1.5 - 32.3 1.5 - 32.3
駆動装置 トルク(kN・m) 48 -
最大慣性トルク(kN・m) 90 -
圧入機本体質量(kg) 10,600 7,050
チャック質量(kg) 2,700 1,970