拡径式ダウンザホールハンマ工法

ダウンザホール削孔と鋼管設置が同時にできる工法です。先端ビットは正転、逆転することで拡大、縮小します。ビットを縮小した状態で鋼管内にセットし、ビットを拡大して削孔します。削孔完了とともにビットを縮小し、鋼管を存置した状態でハンマロッドを引き抜きます。

拡径ビットは、回転により拡縮するタイプのほか、押込・引抜で拡縮するタイプもあります。また、鋼管先端にリング状になったビットを取り付けたリングビット工法などもあります。

特長
  • ダウンザホールハンマによる高速削孔。
  • 崩壊層に最適。
  • 従来の削孔・杭建込みの2工程が1工程に短縮。
  • 大深度でも可能。
適用ケーシング例
  ビット径 適用ケーシング デバイス外径
D(mm)
番号 拡径時 A(mm) 縮径時(mm) 最大外径 B(mm) 最小内径 C(mm) 呼び径(in.)
1 530 461 508.0 482.6 20″ 463
2 580 509 558.8 533.4 22″ 511
3 630 559 609.6 584.2 24″ 561

※上記以外の径のビットもあります。

施工手順
機構
リングビット工法
玉石、転石等の崩壊層に最適

ケーシング先端部に外径とほぼ同径で回転自在のリングビットを取り付けます。リングビット部にパイロットビットを装着してダウンザホール削孔を行うことで、ケーシングの同時沈設を可能とします。