硬質地盤専用鋼矢板打設方法 ロック・リボルバー工法
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SK-230012-A
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第5584373号
特長
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岩盤に鋼矢板を打設
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削孔点数削減と削孔径縮小により工程短縮、コスト削減、鋼矢板の自立性向上
ダウンザホールハンマ×高起振力バイブロハンマにより実現!
岩盤に鋼矢板を打設するような特殊なケースでは、硬質地盤クリア工法、もしくは全周回転掘削機やダウンザホールハンマによる置換工が選定されていました。これらの工法は一⾧一短であり、材料スペックや現場施工条件によっては適用が難しい場合があります。
ロックリボルバー工法は、ダウンザホールハンマで継ぎ手部分を削孔して岩盤応力を解放したのちに、超硬チップとストロングプレートで補強した鋼矢板を高起振力バイブロハンマで岩盤中に強制打設する技術です。補強鋼矢板は、岩盤破砕用先行矢板として、打設と引抜きを繰り返すことで、繰り返しの使用が可能です。ダウンザホールハンマでの削孔を鋼矢板の継ぎ手部分のみに限定することで、削孔点数の削減や削孔径の縮小が可能となるため、施工費の縮減並びに工程の短縮が図れます。
削孔断面の比較
置換工
全周回転掘削機による置換工
- 中・硬岩だと歩掛が著しく低下
- 置換断面積が大きいので周辺地盤への影響が大きい
- 水上施工の場合、別途構台を設置する必要あり
ダウンザホールハンマによる置換工
- ダウンザホールハンマによるラップ施工が困難
- 水上施工の場合、埋戻し方法が困難
施工実績
工事名 | 場所 | 発注者 | 岩級 | 鋼矢板 | 鋼矢板⾧ |
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ひだに地区護岸工事 | 兵庫県 |
国土交通省 豊岡河川国道事務所 |
中硬岩~硬岩 | Ⅳw型 | 15〜20.5m |
ひのそ地区護岸工事 | 兵庫県 |
国土交通省 豊岡河川国道事務所 |
中硬岩~硬岩 | Ⅳw型 | 16.5m |
上山地区護岸工事 | 兵庫県 |
国土交通省 豊岡河川国道事務所 |
中硬岩~硬岩 | Ⅲw型 | 9〜11.5m |
二見地区護岸工事 | 兵庫県 |
国土交通省 豊岡河川国道事務所 |
中硬岩~硬岩 | Ⅳw型 | 13.5m |
大戸川ダム県道付替工事 | 滋賀県 |
国土交通省 大戸川ダム工事事務所 |
CH級花崗岩 | Ⅲw型 | 6.5m |