自社工法

MEMSデバイスを用いた 仮設杭の支持力測定装置

  • TH-240013-A
  • 第7093597号

仮設杭の動的支持力値と根入れ長をリアルタイムで可視化

バイブロハンマにMEMS加速度計やレーザー距離計を取り付けて測定した数値を、支持力演算ソフトに集積し、高速演算することで、仮設杭打設中の動的支持力を算出する技術です。動的支持力値の連続算出により、根入れ長の推定も可能です。杭の打設中に動的支持力値を即時確認できるため、杭の支持層到達確認を工程遅延リスクなく実施できます。

特長
  • 打設中の杭の動的支持力値をリアルタイムに可視化し、手元の管理装置で確認することができます。
  • 支持力の高速演算を繰り返すことで、支持層到達後の根入れ長の推定も可能です。
  • 起振力の高い海外製の油圧バイブロハンマに対応しています。
杭の動的支持力算定式について

動的支持力を定量的に示す指標として、「バイブロハンマ設計施工便覧(出典: バイブロハンマ工法技術研究会)」による、H型鋼杭の動的支持力管理式を用います。

Ru = 10.2・ΔP・qo・ηt・f・10-3 / (αV+M)

Ru:動的極限支持力(kN)
ΔP:モータ入口と出口の圧力差(MPa)
qo:モータの押しのけ容積(㏄/rev)
ηt:トルク効率
f:バイブロハンマの振動数(Hz)
α:速度ロス係数
V:最終打込み速度
M:機械能力係数

※速度ロス係数・機械能力係数は打設時にキャリブレーションが必要です。