騒音対策
自社工法
立命館大学早川研究室と共同研究
Ti-TAN工法
スクラップタイヤを用いた伝播阻止法
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KK-050061-A(掲載終了)
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第3894932号第4168065号
地盤環境振動を効果的に低減し、地球温暖化対策にも貢献。
道路や鉄道、建設工事、工場機械などから発生する振動は周辺住民や精密機械などに深刻な影響を与えます。
近年では、表層軟弱地盤の振動増幅現象や入力振動との共振現象などにより、小さな振動でも苦情へと発展する事例も増え、従来の防振壁よりも効果的な振動対策工法が求められていました。そんな中、当社が立命館大学との共同研究により開発したのが、スクラップタイヤを利用した振動伝播阻止法「Ti-TAN工法」です。
この新工法は、スクラップタイヤ防振壁を地中に構築することで、さまざまな環境振動を低減。また、年間約100万トン以上も発生しているスクラップタイヤを燃やすことなく再利用できるため、温室効果ガス(CO2)の排出削減にも効果的です。
特長
- 優れた振動低減効果
- 本設利用、仮設利用で対策可能
- 遠距離でも高い振動低減効果(30m地点)
- 軟弱地盤でも対応可能(アンカリング型)
- スクラップタイヤの有効利用(マテリアルリサイクル)
道路交通による振動


防振材にて振動伝達を小さくする
電車等軌道走行による振動


防振材にて振動伝達を小さくする
振動低減効果
振動測定結果を図に示します。スクラップタイヤ防振壁を施工した地盤では未施工地盤と比較して5~15dBの振動低減効果を示しました。また、振動源から約30m離れた地点でも優れた防振効果を示すことも確認されました。